創作小説をまったりと更新予定。BL中心のため苦手な方の閲覧はご遠慮ください。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「お正月連続更新!!」 第2弾!
さてさて、予告通り連続更新ですよ!
今回はすごく短いですが…お楽しみください~
☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―
食後のデザートはジェラートとガトーショコラがお洒落に盛りつけられたものだった。
デザートもぺろりと平らげると、コーヒーを口に運んでいた立花が手を出してきた。
「さて、それじゃあ柳瀬くんの見せてほしいな」
「大したものじゃありませんけど……何かあったら遠慮なく言ってください!」
A4の紙の束を受け取った立花は目を通し始めた。
紙を数回めくったところで突然顔を上げた立花は、自分の鞄を手元に引き寄せた。
「あの、何かありましたか?」
「………… いや。ちょっと眼鏡をかけてもいいかな? 文章を読むときはかけるんだ」
立花は眼鏡をかけると、再び紙の上へ視線を落とした。
どれくらいの時が経っただろう。
いつ何を言われるのか、どきどきしながら待つ蒼にとってその時間はとても長く感じられた。
立花は話に集中しているのか、時折考え込むようにするものの話しかけてくることはなかった。
PR
この記事にコメントする