創作小説をまったりと更新予定。BL中心のため苦手な方の閲覧はご遠慮ください。
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さて、23時過ぎてしまいましたが…
最終話!
エピローグです。
これまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
なんとか連載終了できました。
最初考えていたストーリーとはずいぶん違ったものとなりましたが、
なんとなくメッセージ的なものも織り交ぜられたかなと(自分なりに)。
それでは、また新しいお話でお会いできたら幸いです。
ありがとうございました!!
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・
「ドラマ終了おめでとうございます! お疲れさまでした!」
「ありがとう」
グラスが小気味いい音をたてる。
10月に始まったドラマは順調に進み、今日最終回を迎えた。
せっかくだからと立花と蒼の二人は一緒に最終話を鑑賞し、そのまま夕食をとることにした。
「それにしても、あっという間だったなー」
「そうですね。毎週楽しみにしてたのに……それが終わっちゃうのも少し寂しいですね」
「うーん、そうだね。でも俺はそれ以上に、これからも蒼くんと一緒にいられるきっかけをくれたこのドラマに感謝してるよ」
そう言って立花が愛おしそうに蒼を見つめると、蒼は赤くなって下を向いた。
「そんなの僕だって同じです。蒼介さんとこんなにたくさん一緒にいられるようになるなんて。最初は顔も知らない画面の向こうの人だったのに…… 不思議ですね」
「本当にね。俺もあの『あおくん』と会うようになるなんて、思いもしなかったよ。
これからもよろしくね、蒼くん」
「はい、こちらこそ。
僕、今とても幸せです」
窓の外はすっかり暗くなり、空からは白い雪が舞い降りる。
いたる所でネオンが輝くこの季節。
立花の部屋は今日も温かな空気につつまれる。
まるで、あの日の夕焼け空のように。
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