創作小説をまったりと更新予定。BL中心のため苦手な方の閲覧はご遠慮ください。
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「お正月連続更新!!」 第3弾!
お正月最後の夜、予告通り連続更新です♪
こちらもすごく短いですが;
そしてお正月連続更新したため、今週末はお休みします。
では、結構筆がのってスラスラと書けた11話、お楽しみください~
☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―
コーヒーカップの底が見えるようになるころ、立花はおもむろに眼鏡を外して蒼を見た。
「きみって、もしかして『あおくん』?」
一瞬何を言われているのか分からなかった。
確かに自分の名前は『蒼』だし、間違ってはいない。
しかし立花に自分の名前を言った覚えはないし、今の一言にはそれ以上の意味がある気がする。
「あの、僕の名前は確かに『柳瀬蒼』ですけど……」
「あぁ! やっぱり! あの『あお』くんだね? 俺は『立花蒼介』。あおくんは『そーすけさん』って言ってくれてたっけ?」
(……そーすけさん? ……え!?)
蒼の頭の中に浮かぶ『そーすけ』という人物は一人しかおらず、今の会話からそれで間違いはないのだろう。
間違いないだろうが……
「え!! あ、あの、あのそーすけさんですか!? 本当に!?」
「あぁ、たぶん間違いないと思うよ。いつも更新楽しみにしてます」
そう言ってにっこり微笑む立花に、互いの人物が一致していると理解した。
しかしそれ以上に蒼は次に何を言えばいいのか分からず、口をパクパクさせていた。
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