創作小説をまったりと更新予定。BL中心のため苦手な方の閲覧はご遠慮ください。
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久しぶりの更新です。
久しぶりにみたら、1がいたたまれなかったため少々手を加えてしまいました;
(まだ2話目だからいいよね…)
ほとんど変わっていないため、読み直さなくても読めますので。
それでは、まだまだイントロダクションな2話目です!
☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―
(本当に何者なんだろうか)
久しぶりにみたら、1がいたたまれなかったため少々手を加えてしまいました;
(まだ2話目だからいいよね…)
ほとんど変わっていないため、読み直さなくても読めますので。
それでは、まだまだイントロダクションな2話目です!
☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―
住宅街の入口にあるコンビニ。
朝は出社前の会社員、夕方はなぜか主婦層でにぎわうこのコンビニは、割と繁盛しているほうだろう。
「いらっしゃいませー」
(あ、また来た……)
来店の音に入口を見ると、シャツにチノパンというラフな格好の男が入ってきたところだった。
「オレンジジュースさん、また来たねー」
「あ! あの人ってそう言われてるんですか?」
「そうそう。来る時間はいろいろだけど、必ずオレンジジュース買っていくんだよね。しかも5パック!」
年は30代前半というところだろうか。
働き盛りだろうこの年代の男性が、時間に関係なくコンビニにくるだけでも目を引くのに、その上オレンジジュースを必ず5パック買っていくのだから目立たないわけがない。
コンビニ店員の中ではそれなりに話題の人物だ。
顔もそこそこであるため、「年はいくつだろう? 何をしている人だろう? 結婚しているのだろうか?」と女性店員の中ではとくにさまざまな憶測が飛び交っているようだ。
「645円になります」
「じゃ、ちょうど645円ね」
「はい、ちょうど頂戴します。ありがとうございました」
今日はいつものオレンジジュース5パックと、ガムを1つ買っていった。
「いつも5パック買っていくけど、週2日は来てるよね。どんだけ好きなんだって感じ?」
「でも突然ぱったり来なくなるときありますよね。でもしばらくすると、またいつものペースで来るようになるんですよ」
「そうそう。だからよけいに謎なんだよ! いったい何者なんだろねー」
店に来るときは小奇麗な格好だし、レジでのやり取りも自然でいたって普通。
頻繁に来るくらいだから、この辺りにすんでいるのだろうけどコンビニ以外で見かけたことはない。
(本当に何者なんだろうか)
考え始めると止まらない。
オレンジジュースさんのことをあれこれと考えながら仕事に戻る蒼だった。
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