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創作小説をまったりと更新予定。BL中心のため苦手な方の閲覧はご遠慮ください。
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更新の週末が来ました、こんばんは。
今回はあの人視点になります。
お楽しみいただけると嬉しいです。



―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆




遡ること数週間前。

俺は原稿を渡すため、担当の九谷悠と会うことになっていた。
昔馴染みでもある悠とは、その後一緒に呑む約束をしている。

「蒼介! ちゃんと原稿は持ってきたか?」
「おう。当然だろ」

先に席に座って待っていると、スーツ姿の悠がこちらに歩いてきた。

「早かったな」
「いや、さっき来たところ。ほら、座れよ」

とりあえず二人はコーヒーを頼み、仕事の話を始めた。
今回持ってきたのは雑誌に載せる短編小説だ。
先日発売した単行本と同じ世界の話で、設定はできていた分早く書きあがった。

「はい、これ原稿。変なところあったら、とりあえずメール入れてくれよ」
「了解。入稿まで余裕あるけど早めに連絡するよ」
「あぁ、よろしく。それから、次の作品のことだけど……」

それから数時間、一通り仕事の話をして店を出た二人は居酒屋へと移動した。


 
お通しと飲み物が運ばれ、乾杯をするとすぐに悠が話しだした。

「最近はどうなんだ? 柳瀬くんと会ってるのか?」

さっそくその話題かと思いながらも、俺はしぶしぶ返事をした。

「あぁ、この前俺が橘龍介だってことも話したし。さすがに驚いてたけど……」
「ん!? 言ったのか!!? で、その後は? 会ったのか?」
「一回だけカフェで会ったかな。といっても、まだそれから二週間くらいしか経ってないけど」

そういえば、あれは二週間前のことだったのかと思い出しながら答えると、悠が身を乗り出してきた。

「それなら、俺にも紹介しろよ! 蒼介が二人で会うなっていうから今までメールでやり取りしてきたけど、
もういいんだろ? 一度直接会ってみたかったんだよな」
「いや、俺の一存では決められないし。蒼くんも忙しいし、確認してみないと」
「なら今から聞いてくれよ。そろそろメールしようかと思ってたところだし、会えるならちょうどいい」

あまりの勢いに、俺はしぶしぶ携帯電話を取り出してメールを打った。

「とりあえず、会わせたい人がいるから空いてる日がないかメールしたぞ」
「おぅ、ありがとな。返事が来たら教えてくれよ」
「はいはい」

それからは蒼くんの返事が来ないことを祈りながら、くだらない話をしつつ酒を呑んだ。

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