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創作小説をまったりと更新予定。BL中心のため苦手な方の閲覧はご遠慮ください。
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こんばんは。
今日から3月ですね。
まだ週末ではありませんが、せっかくなので1日に更新したいと思います!
来週はおやすみです。


☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―



料理を堪能し終え、食後のコーヒーを楽しんでいると立花が口を開いた。

「せっかく読みながら食べられると思ってコースにしたのに。注文する面倒がなくなった分、料理の出てくるのが早くて、読むどころじゃなかったよ」
「でも、どの料理も本当に美味しかったです!お腹いっぱいでしばらく動けそうにありませんよ」
「でしょ? たまに食べたくなるって意味わかった? 今度はコースじゃなくて、単品で好きなもの頼もうね」
「はい! あ、でもそーすけさんおすすめの籠豆腐はまた食べたいですね」

あれが美味しかった、これがまた食べたいと、食べた料理について一通り感想を言い合った後、
いよいよと蒼が鞄から小説を取り出した。
ようやくとばかりに姿勢を直した立花は、蒼から小説を受け取った。

「しばらく会わなかったから、すごい量だね。これは時間がかかりそうだ…… ところで、この分はもう出版社の人に見せたのかな?」
「いえ。そーすけさんに見せてからと思ったので、まだ送信していませんよ」
「じゃあ、読むのは俺が初めてなわけだ」

心なしか明るい声でそう言うと、少し迷うような顔をした立花は突然顔を上げて蒼を見た。

「蒼くん。これから、うちに来る?」
「え?」
「あ、いや。これだけの量だと時間がかかりそうだし、それにゆっくり集中して読みたいからね。
もちろん明日、朝からアルバイトがあるなら早く帰った方がいいから、小説だけ預かるのもいいけど」
「えーっと、明日は確か、夕方のシフトだから大丈夫ですけど。こんな時間からお邪魔しちゃっていいんですか? 僕としてはすぐに直接感想がいただけるのは嬉しいですけど……」

戸惑いながらそう言うと、ほっと一息ついた立花が笑顔で蒼を見た。

「蒼くんさえ良ければ、俺は大丈夫だよ。むしろこんな時間から来てもらう方が申し訳ないくらいだし」
「そんなこと! アドバイスもらえるだけで嬉しいのに! その上、集中して読みたいだなんて言っていただけるなんて……本当にありがとうございます!」

「……蒼くんって本当に謙虚だよね。そこが可愛いんだけど……」
「可愛いだなんてそんな。ただ小心者なだけですよ」

あはは、と苦笑いした蒼は残っていたコーヒーを飲みほした。

「うん、まぁそんなもんだよな…… よし。じゃあお店を出ようか」
「ん? はい!遠慮なくお邪魔しちゃいます!」

二人は席を立つと会計を済ませ、扉をくぐって外へ出た。

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