創作小説をまったりと更新予定。BL中心のため苦手な方の閲覧はご遠慮ください。
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1週間空けましてのこんにちは。
2週間ってあっという間ですね。
今週はオレンジジュース飲みながら、
立花さんの気持ちになりながら(!?)、
続きを書いていました~
それではどうぞ!!
☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―
暦の上では春といっても、まだ肌寒い夜。
高さの異なる二つの影が並んで進んでいく。
「部屋、仕事終わったばっかりだから片付いてないけど、そこは許してね」
「そんなこと全然気にしませんよ。それはそうと、その仕上げた仕事って何ですか?僕、そーすけさんの書いたもの読んだことないんですよね」
立花の執筆物について詳しく聞いたことがなかったと思った蒼は、今回の作品について尋ねてみた。
「えーっと、現代ファンタジーかな? ん?推理ものになるのか?」
「ファンタジーで推理ものですか? へー、読んでみたいです!」
「そう?ありがと。よかったら、本が出来上がったら渡すよ。感想も聞きたいし」
「え! 本当ですか!? 楽しみにしてます! ところで、そーすけさんのペンネームって本名ですか?聞いたことなかったですよね?」
「そうだっけ? 本名ではないよ、近いけど……
そうそう。それで今回の話を書くために、ちょっと旅行してきたんだよ」
「旅行ですか! 羨ましいです。どこに行ったんですか?」
なんとなく話をそらされたような気がしたものの、執筆のために旅行したという話が気になり、とりあえず旅行の話を聞くことにした。
「ん? 長野だよ。その話に出てくる建物の参考にしたいコテージがあってさ。イメージぴったりですごく参考になったよ」
「長野ですか!僕も行ったことあるけど、夏だったから緑がすごく綺麗でしたね。でも、今の時期だと雪が残ってて寒くありませんでした?」
長野といえば、冬はスキーという印象だ。1月、2月はまだ寒いだろう。
「うん。でもそのコテージから見える雪景色が、すごく素敵でね。イメージが膨らんだよ。写真もたくさん撮ってきたから今度見せるね。参考になる場所探してるときに、他にもいくつか雰囲気のいい温泉とか見つけたんだけどね。次の話書くときの参考に、次は温泉かな」
「温泉ですか! いいですね! そーすけさんが見つけた宿なら、きっと素敵なところなんでしょうね。僕も行きたいなぁ」
「よかったら一緒に行く?……なんてね。まぁ、都合があったら行こうか」
「冗談ですよ! そこまで迷惑かけられないですから! お仕事ですし」
(それでも、そーすけさんと旅行したら楽しいだろうな……)
そんなことを考えていると、立花のマンションに到着したのだった。
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