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創作小説をまったりと更新予定。BL中心のため苦手な方の閲覧はご遠慮ください。
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前回は立花さんサイドのお話でした。
いかがでしたでしょうか?

さて、今回は……

それでは早速どうぞ!!


☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―☆―



(今日も頑張ったぞ! 順調順調!)

角田出版からのメールに返信してから数週間。
「どういうことか?」と尋ねる内容の簡潔なメールを返信すると、数日後に返信が来た。
こちらも簡単な文章で、文字数の指定とあとは自由に書いてほしい、そしてたまに見せてほしいとの内容だった。
文字数の指定だけであったため、とりあえず立花にアドバイスをもらっていた小説を書き続けている。
そして、ときどき立花に見せては角田出版の人にメールを送っているのだ。

「あ! バイトの時間だ!」

パソコンの電源を落として鞄をつかんだ蒼は、部屋を飛び出した。
 

「ありがとうございましたー」
「柳瀬くん、ちょっと品物並べてきてくれない? 途中なの」
「あそこの箱ですね? わかりました!」

かがんでは並べ、並べてはかがんでの動作を坦々と繰り返す。
ひと箱が終わり、ふた箱めにとりかかると来店を知らせる音が鳴り響いた。
 

「そのオレンジジュースくれないかな?」

人の気配がしてふり返ると、そこにはよく見知った顔があった。

「そーすけさん!! こんばんは! 今日は夜なんですね」
「うん。ちょうど仕事にきりがついたから気分転換にね。このオレンジジュース5パック下さい」

そう言って蒼の手からオレンジジュースを取ると、立花はにっこりと微笑んだ。

「あ、ありがとうございます!いつもの5パックですね!」
「そうそう、いつものね。そういえばいつから常連だって気づいてたの?」
「え?結構前ですよ?オレンジジュース5パック買ってく人なんて、そうそういませんし。
しかも、そーすけさんみたいな人だし」
「ん?俺みたいな?」
「そーすけさんみたいな若くて素敵な人が、昼間からコンビニに来てれば目立ちますよ。しかも何度も!女の人の間で噂になってたんですから」

その時のアルバイトの女性陣の輝いた目を思い出しながらそう口にすると、意外な言葉が返ってきた。

「女の人…ね………で、蒼くんは?」

「へ?」
「いや、何でもない。ちょっと早まったかな」

どういう意味かと立花を見ると、そこには相変わらずにこにことした顔があった。

「柳瀬くん!レジお願い!」
「あ、はい!今行きます! すいません、レジが混んできたみたいで。またゆっくりお話しましょうね」


そう言って走っていく後ろ姿を見送る立花の表情を、蒼が知ることはなかった。

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