創作小説をまったりと更新予定。BL中心のため苦手な方の閲覧はご遠慮ください。
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こんばんは!
今週は連続で更新成功です!
なんて不定期な……
そしてそして、今回はなんと!
2つに分けて更新します~
つづきは今日中に上げますので、そちらもよろしくお願いします!
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・
「さぁ、上がって」
「お邪魔します」
立花の家に着くと、時計の針は21時を少し回ったところだった。
「今日は本当に楽しかったよ。蒼くんに祝ってもらって、改めてドラマ化したんだって実感できたし。ありがとう」
「とんでもない! こちらこそいつもそーすけさんには、たくさんアドバイスしてもらって。それに何より橘先生のファンですから! 橘先生の生み出す作品はどれも大好きですよ。これからもがんばってくださいね!」
「うん、ありがとう。蒼くんにそう言ってもらえると、もっと頑張れる気がするよ」
少しだけ寂しそうな顔をしたような気がしたのは気のせいだろうか。
気になったものの「そういえば」と立花が話し出したので、一瞬よぎった考えはそのままうやむやになった。
「あの万年筆どこかで見たと思ったら、前に一緒に買い物に行ったときに見かけたのと同じだよね?」
「あ、はい。そーすけさんが手にとっていたので。でも色は新色なんですよ! 前は黒とシルバーしかなかったけどこの色を見つけて、そーすけさんのイメージにピッタリだと思ってこれにしました」
「そっか、俺はこういうイメージなわけだ」
うんうんと頷きながら立花が万年筆を見ていると、ふいにインターホンが鳴った。
「ん? こんな時間に誰だ? ……はい。あ、いま開けます」
(あー、やっぱり来ちゃったか)
玄関に向かう立花を見送ると、蒼は深呼吸をした。
しばらくすると、大きな花束をかかえた立花が玄関から戻ってきた。
「これ蒼くんから!? どうしたの!?」
「本当はそーすけさんが家に一人で帰った頃に届くようにして、驚かそうと思ってたんですけど……僕からのサプライズです! 受け取ってください! それから手紙も入ってますけど、それは後から読んでほしいです……恥ずかしいので」
「そっか、だからあの時戸惑ってたんだ。すごくびっくりしたよ! 蒼くんから花束を貰えるなんて。本当にありがとう」
花束を机の上に置くと、今度は電話が鳴りだした。
つづく。
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